2012 2/16 ふくおか協働フォーラムin北九州 に参加しました。
地域での事例発表を企業の立場で紹介させていただきました。
40ページ程の 劇団が制作途中の成果報告書を引用しましたが、
ボリュームが大きすぎ、20分の持ち時間がうまく使えませんでした。
出発直前まで社内でのゴタゴタ処理が発生してしまい、
準備が不十分であったとの反省が残ってしまいました。
関連して、昨年より「北九州市における協働推進コーディネーターのあり方研究会」(コー研:命名石橋・・余談です)という勉強会に招聘され、意見を求めらるというか勉強をさせてもらっています。
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「買い物難民」市の対応後手
2011年01月13日 朝日新聞
北九州市の高齢化率は24・7%で、全国の19政令指定都市の中で最も高い。近所から小さな商店が消え、車を運転できない65歳以上の高齢者らが日々の買い物に困る「買い物難民」と呼ばれる現象が、市内のあちこちで目立ち始めた。お年寄りが暮らしやすい街をつくることは市政の大きな課題だが、行政の対応は後手に回りがちだ。(菊池文隆)
JR日豊線沿いに広がる住宅地、小倉南区葛原地区で一人暮らしをする女性(73)は、「家の近くにお店があればねえ」とため息をついた。
自宅から徒歩数分の場所にあったスーパーは数年前に閉店。少し離れた場所にあったスーパーも昨年末に店じまいした。自宅そばの幹線道路沿いには携帯電話の店や飲食店が並ぶが、食料品店はない。
自宅から約1・5キロ離れた大型ショッピングセンター、ザ・モール小倉に週1、2回歩いて出かけるが、毎日の買い物には遠すぎる。バスも1時間に1~4本あるだけだ。日用品を買えるのは、ほかにサンリブシティ小倉。ここも歩くには少し遠い。
2、3年前からは、調味料や茶、豆腐などを切らすと近くの九州労災病院に駆け込むようになった。患者向け売店で買い物をするのだ。「スーパーより少し高いけれど、遠いところに行くよりは」
店長の原幸子さん(58)は、5年ほど前から病院近くの住民が利用していることに気づいた。「利用者は60歳代半ば以上」。だが、この病院も5月に別の場所へ移る。
葛原地区の人口は約1万3千人(2009年3月時点)。幹線道路の南北に、戸建てを中心とする住宅街が広がる。北側の住宅街は緩やかな丘陵に広がる。高齢化率は21・4%(10年3月時点)で5人に1人は65歳以上という計算だ。
地元の自治連合会長の小田一弘さん(74)は「九州労災病院が移れば、路線バスも通らなくなるかもしれん」と心配する。地区の住民らと話し合い、3月から食料品をそろえた朝市を自分たちで始める準備をしている。
「買い物難民」は市内各所で生まれている。自治区会が朝市を開く八幡西区の茶屋の原団地のように、住民で自衛策を取る所も増えてきた。
八幡東区の光タクシーは、高台に住宅地が広がる八幡東区の枝光地区で乗り合いタクシーを走らせる。石橋孝三社長は「市内には坂道の上に立つ住宅が多いが、高齢者には車を運転できない人が多い」と話す。乗り合いタクシーは市の補助を受けて始まった。
だが、行政の動きは迅速とはいえない。路線バスの問題は都市交通政策課、スーパーの撤退などへの対応は商業振興課と、担当部署は縦割りになっていて連絡もよくない。この年末、各課の連絡会議がようやく発足したばかりだ。
市によると、2007年の市内の小売店数は1万店余り。97年からの10年間で3400店以上が姿を消したという。
〈買い物難民〉 経済産業省は「買い物弱者」と呼ぶ。経産省の研究会の報告書は「流通機能や交通網の弱体化とともに、食料品などの日常の買い物が困難な状況に置かれた人々」と定義。「高齢者が多く暮らす過疎地や高度成長期に建てられた大規模団地などで見られ始めている」とし、全国で600万人程度と推計している。
2010.9.24 毎日新聞掲載
話題:坂の街、お年寄りの足をタクシーが担う/コミュニティー維持に貢献/北九州
北九州市八幡東区の枝光地区で、地元タクシー会社による乗り合いジャンボタクシーが運行を始めてから間もなく10年になる。地区は、高台に住宅が広がり、お年寄りも多い坂の町だ。高齢化や郊外化の進展で日々の買い物にも苦労する買い物弱者の存在が指摘される中、タクシー会社が「地域の足」に取り組む例は珍しく、坂道タクシーは人々にとってなくてはならない存在になっている。
枝光地区は新日鉄八幡製鉄所のおひざ元として早くから開発が進み、車庫がない家も多い。人口は約1万5900人。09年度末の高齢化率は32・5%で、市平均の24・8%を上回る。
「枝光やまさか乗合ジャンボタクシー」は00年10月に運行を始めた。光タクシーの石橋孝三社長(48)は「坂道も多く高齢者は買い物も大変だが、経済的にタクシーには毎日乗れない。『私たちが乗れる便利なものを』という声で運行を決断しました」と振り返る。
当初、社内は「タクシーの客を取られる」と反対一色だった。石橋社長は「失敗したら、自費で車両を買い取る」と一筆入れた。買い物をする高齢者の後ろを歩くと、100メートル前後で立ち止まって腰を下ろす場所を探すことに気づき、停留所を細かく設けることにした。実際に走らせると、タクシーとは客層が違い、影響がほとんどないことも分かった。
自治区会や商店街などでつくる委員会が運営主体となり、運行は光タクシーが担当する。9人乗りと13人乗りの2台が、日曜祝日を除いて枝光本町商店街を起点に5ルートを1日62便運行する。05年度に市から2台分の車両更新費約530万円の助成を受けたが、それ以外は「純民間」。その珍しさから石橋社長への講演依頼や視察の申し入れも多いという。
利用客は1日平均300人ほど。料金は、距離に関係なく1座席150円。2年前まで100円だったが「頑張っているからそろそろ値上げしたら」という利用者の声で値上げし、これで収支をトントンにできたという。
商店街で買い物を終えた86歳の女性は「乗り合いタクシーがあるからここに来られる。なくなったら困る」。商店街で八百屋を営む西尾佳浩さん(63)も「タクシーがなければ売り上げは半分になったでしょう」と語る。
石橋社長は「商店街の店舗の減少にはなかなか歯止めがかからないが、乗り合いタクシーを始めて緩やかになったような気がする。運行を続け、地域のコミュニティーを何とか維持していきたい」と話している。【佐藤敬一、写真も】
2010年9月24日







